部門紹介 -リハビリテーション科-

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リハビリテーション科の理念

患者さんに学び、寄り添い、信頼されるリハビリテーションを提供します。
~患者さんとご家族様の笑顔のために~

リハビリテーション科のモットー

『目配り』『気配り』『心配り』

リハビリテーション科スタッフ紹介

  • 整形外科部長兼リハビリテーション科長:1名
  • 理学療法士:13名
  • 作業療法士:4名
  • 言語聴覚士:1名
  • 事務:1名
合計20名(2024.6月現在)

認定資格等

  • ・管理・運営認定理学療法士 1名
  • ・運動器認定理学療法士 1名
  • ・3学会合同呼吸療法認定士 2名
  • ・呼吸ケア指導士 1名
  • ・茨城県アスレティックトレーナー(IBATアドバンストトレーナー) 1名
  • ・リンパ浮腫セラピスト 2名
  • ・福祉住環境コーディネーター2級 1名
  • ・茨城県介護予防リハビリ専門職指導者 6名
  • ・地域リハビリテーションアドバイザー 1名
  • ・日本理学療法士協会指定管理者(上級) 1名
  • ・日本理学療法士協会指定管理者(初級) 1名

施設基準

  • ・心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
  • ・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ・廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)
  • ・がん患者リハビリテーション料

各療法の特徴について

理学療法

理学療法士(PT)とは、運動機能が低下した状態にある人、または障害の発生が予測される人に対して、運動療法や物理療法を通して、起き上がりや立ち上がり、歩くといった基本的動作や日常生活動作能力の向上を図る専門職です。基本的動作や日常生活動作を改善する為の運動や指導に加え、社会生活を送る上で必要な福祉用具の選定や環境調整について支援します。患者さんが希望する退院後の生活に向けて、一人一人に合ったプログラムを考えて実施しています。

当院では、病気や怪我の術前・術後や治療初期から早期介入することにより、機能回復はもちろん、入院生活による筋力低下や関節拘縮等の廃用症候群の予防を図り、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の向上も目標として実施しています。また、急性期リハビリテーションの役割以外にも外来リハビリや、地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟においては回復期から維持期段階の患者さんに対してもリハビリテーションを提供しています。

理学療法

作業療法

作業療法士(OT)とは、ケガや病気などで身体または精神に障がいを受けた、あるいはそれが予測される方に対して、その方に適した日常生活が送れる様、患者様にとって意味のある作業活動や、日常生活動作(食事・整容・更衣・トイレ 他)などを介入内容に取り入れ、生活の質の向上を目指す専門職です。

当院では、主に脳外科・整形外科疾患の患者様を対象に、上肢機能練習や日常生活動作練習を実施し、退院先に合わせたリハビリテーションを考え提供しております。

作業療法

言語聴覚療法

言語聴覚士(ST)とは、言語や発声、認知などの問題によりコミュニケーションに支障がある方、食べたり飲んだりすることが難しい方に対して、患者様一人ひとりに合わせたリハビリテーションを提供し、その人らしい生活が送れるようにサポートする専門職です。

当院では、脳血管疾患により言葉が出てこない、呂律が回らないなどの症状の方に対して言語練習や発声練習などを行い、退院後の生活を想定したコミュニケーション方法を支援しています。また、飲み込みが難しくなった方に対して評価を行い、医師・看護師・栄養士など他職種と連携して適切な食事内容を提供しています。

言語聴覚療法

肩・肘スポーツ外来

肩肘専門の外来で、凍結肩(五十肩・四十肩)や人工肩関節、スポーツ障害の治療を行っています。
凍結肩でお困りの方に外来で頚椎神経根ブロック肩関節受動術を行っています。
医師と連携を取りながら、患者さんのニーズを最大限に答えた治療を行っています。

肩・肘スポーツ外来

頚椎神経根ブロック肩関節受動術

超音波を用いて安全に頚椎神経根をブロック麻酔します。
麻酔してゆっくり肩関節をストレッチし、肩関節内の硬くなった部分を剥がしていきます。
翌日からリハビリを積極的に行います。

リハビリテーション科勉強会

年6回 リスクマネジメント研修

  • ・医療安全と質の管理
  • ・感染対策
  • ・危険予知トレーニング(KYT)
  • ・BLS講習(救急委員会指導のもと実施)
  • ・災害時、急変時の対応
  • ・接遇

年5回 教育委員による勉強会

  • ・高次脳機能障害について(失語・注意障害)
  • ・心電図の見方について
  • ・脳卒中の薬剤使用者に対してのリスク管理
  • ・脳画像の見方について
  • ・嚥下障害とポジショニング

院内活動(研修会講師)

がん患者サロン

当院はがん診療連携拠点病院に指定され、2017年7月より県庁との合同事業(委託事業)として、がん患者療養生活支援事業を多職種で計画し、実施しています。リハビリテーション科では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が専門性を活かしたテーマを考案し、がんを経験した地域の皆様の社会参加をお手伝いしています。

理学療法士:暮らしの中に運動習慣を取りいれよう!~いつまでも自分の足で歩くために~

作業療法士:日常生活での気づき、フレイルについて

がん関連研修会

地域の医療従事者向けに、がんに特化したリハビリテーションの内容について講義を行っております。

多職種協同推進事業研修会

地域における介護医療関係機関の専門職を対象とした、知識・技術向上、啓発活動、介護医療連携の推進を目的に、誤嚥性肺炎等のテーマにそった内容で、当院の看護師・リハビリ専門職・管理栄養士等による多角的・総合的な講義・演習の活動を行っています。

理学療法士・作業療法士:誤嚥性肺炎をテーマとした講演・演習

看護助手向け研修会

病棟にて患者様の介助をする場面が多い看護助手向けに、安全な介助が行えるようにそれぞれの専門分野で定期的に集合研修を行っています。

理学療法士・作業療法士:移乗動作・更衣動作の介助方法を指導

言語聴覚士:食事介助・口腔ケアの指導

院内活動(他施設との多職種連携)

合同カンファレンス

退院前に、患者様(ご家族)、介護支援専門員、退院後に関わる事業所等に参加して頂き、退院後の生活について利用可能な介護サービス等の調整を話し合うカンファレンスを実施しています。当院からは社会福祉士、在宅復帰支援担当看護師、病棟看護師、リハビリ担当者などが参加し、入院中の患者様の様子について報告しています。必要に応じて、現在のリハビリ状況(患者様の動作)を実際に見学してもらいながら話し合いを進めることもあります。

院外活動(活動報告)

介護予防キャラバン

毎年9月下旬の土曜日に、古河ふれあい広場にて開催される介護予防キャラバンに参加し、地域の皆様と交流を図っています。

地域リハビリテーション支援事業

2018年より地域リハビリテーションにて、古河市のシルバーリハビリ体操指導士の方々、地域の皆様と一緒に体力測定のお手伝いをさせていただいております。

ブロック症例検討会

茨城県理学療法士会と古河・筑西のリハビリを支える会が年1回主催して、症例検討会を開催しています。
ブロック会員の新人を中心に演題発表をしていただき、諸先輩の皆様と活発的な意見交換を実施しています。

所属学会

日本理学療法士協会、作業療法士協会、言語聴覚士協会、茨城県理学療法士学会、作業療法士学会、言語聴覚士学会、日本呼吸ケアリハビリテーション学会、日本心臓リハビリテーション学会、摂食嚥下リハビリテーション学会 等

学会発表(活動実績)

2023年度

第27回茨城県理学療法士学会 学会長講演:荒井秀行

がん患者の社会参加に向けた理学療法士としての支援

第27回茨城県理学療法士学会 牟田圭佑

右大腿骨骨幹部骨折術後の介入 ~健側下肢に非定型骨折のリスクを要した一症例~

2022年度

第41回関東甲信越ブロック理学療法士学会 荒井秀行

胸部外傷に伴う呼吸不全患者に対し呼吸理学療法を施行した症例

第5回日本理学療法管理研究会学術大会 荒井秀行

リハビリテーション部門における経営改善を目的とした課題管理の実践

2021年度

第25回茨城県理学療法士学会 荒井秀行

当院の排尿ケアチームにおける理学療法士の役割の実態と下部尿路リハビリテーションに対する課題

第40回関東甲信越ブロック理学療法士学会 荒井秀行

細菌性肺炎を契機に気管支拡張症及び右心不全によるII型呼吸不全が急性増悪しNPPV管理が難渋した一症例

第31回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 荒井秀行

肺炎と胸椎骨折を呈した神経因性膀胱患者に対し、排尿ケアチームによる介入が有用であった一症例

2020年度

第7回日本予防理学療法学会学術集会 荒井秀行

リハビリテーション部門における感染対策と感染管理教育の必要性

第3回日本理学療法士学会理学療法管理部門研究会 荒井秀行

特発性正常圧水頭症に対するタップテストの運営と業務効率の検討について

第3回日本理学療法士学会がん理学療法部門研究会 荒井秀行

乳がんによる骨転移から右大腿骨病的骨折を呈し、髄内釘施行後、再骨折なく経過した一症例
~長期の運動療法によりQOL改善に寄与した理学療法を経験して~

第30回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 荒井秀行

理学療法介入にてPerformance Status Scaleが向上し、放射線治療、化学療法実施が可能となった右上葉肺扁平上皮がんの一症例

学生実習の受け入れ

目白大学、アール医療福祉専門学校、千葉・柏リハビリテーション学院、つくば国際大学、帝京科学大学、日本保健医療大学から総合実習、評価実習を受け入れています。

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