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#68:栃木県立小山高等学校との連携協定

この文章は2019年7月に発行された病院広報誌58号に書いた文章です。

栃木県立小山高等学校との連携協定

院長 加藤 奨一

全国どこの病院も看護師確保は毎年の継続課題で、当院も看護専門学校や看護学部への進学を目指している高校生を対象に、奨学金制度を作っています。看護専門学校などを卒業後、奨学金をもらった年数、当院に勤務すれば返済は免除、無償貸与にするという制度です。毎年1学年10名まで、総数30名まで奨学金を貸与することとしています。

こうした奨学金制度の説明や病院への就職に関する説明会を毎年、茨城県内のみならず北関東の多くの高等学校へ出向いて行っています。

昨年そうした席で、栃木県立小山高等学校の進路指導の先生から、病院で医療系インターンシップをできないだろうかという申し出がありました。年末の12月20日に初めて25名の高校生を受け入れて、午後の約半日、試験的にインターンシップを行いました。

その時来られた生徒さんたちの評判がとてもよかったため、今年1月に校長先生や担当の先生方がもう一度当院を訪問され、毎年の継続事業としたい、正式に連携協定を結びたい旨の申し出がありました。栃木県教育委員会からもこの事業を推進するようにとの意向をいただいたということでした。

当院での生徒さんたちのローテーションに対応してくれた各部署の職員たちも、とても熱心に高校生の相手をしてくれたので、高校からのその申し出を受け人れ、今年3月18日に連携協定締結式を行い、マスコミの方にも声をかけ、記者会見も開きました。テレビのニュースや新聞各紙にも記事が載りました。

具体的な事業内容は、昨年と同じようにインターンシップを行うことに加え、当院の職員が高校へ出向き、医療人としての講和をすることや、医療系の学校に進学を希望している生徒さんの相談を受けた先生方に医療人としての助言、アドバイスをすることが盛り込まれています。

微々たる活動かもしれませんが、医療従事者として働きたいという志を持った若者が少しでも増えてくれたらと願って、高等学校と連携協定を結びました。

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