• 心臓ペースメーカーや刺激電極などを身に付けている方
• 体内に脳動脈クリップや人工関節などの金属が使われている方
• 磁石付きの入れ歯をご使用の方
• 妊娠又は、妊娠されている可能性のある方
• 閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方

• ご家族に脳出血やクモ膜下出血などの病歴のある方
• 健康診断で中性脂肪・コレステロールが高い方
• 高血圧・糖尿病などのある方

脳ドックは最初、脳外科の医師が、クモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤と、無症候性梗塞を探すために始まったものです。現在では、脳卒中の起こるメカニズムの解明が著しく進んだ結果、それを基盤としたさまざまな予防法が考えられ、また、画像診断の進歩が診断をより正確にしています。脳ドックでは、各種の脳神経系疾患はもちろん、これらの病気の背後にある高血圧や、糖尿病、高脂血症、心臓病などについても、総合的に診断し、予防が可能となっています。

強い磁気と電波を利用して体の断面を撮影する検査で、「磁気共鳴画像検査」ともいいます。MRI検査では、タテ、ヨコ、ナナメ、あらゆる方向から撮影することができ、X線を使わないので放射線による被曝の心配もありません。
また、MRIで血管を撮影してコンピューターで画像処理をするMRA(磁気共鳴血管撮影)も行われます。とくに脳ドックでは、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や、脳梗塞、脳動静脈奇形、もやもや病などを発見するためのスクリーニング(ふるいわけ)として用いられます。